霊園の選び方を伝授|宗教を把握しておこう

利便性や景観も重要

大事な3つのポイント

ウーマン

地方から出てきて神奈川県など都会にお住まいの方で、最近増えているのが故郷にあるお墓をどうしようかということです。遠くてお墓の管理やお参りが大変、お墓の面倒見てくれていた親戚がいなくなった、などの理由で、故郷にあるお墓を現在住む神奈川へお墓の移転、すなわち改葬しようと考えている方が年々増えてきています。お墓を移すということは、新しく仏様を受け入れてくれる寺院や霊園を探すということです。安易に改葬先である寺院や霊園を決めてしまって遺骨を納めてしまうと、何か問題があったとしてもお墓を再び移すことは費用や手続きなどの面からも困難になります。そのため、寺院や霊園は慎重に選ぶ必要があります。ではどのようなポイントに注意をしたら良いのでしょうか。まずは立地です。お墓探しは住宅探しに似ていると言われます。住宅なら交通利便性が良い駅周辺の物件が人気なように、寺院や霊園のお参りには交通の便を考慮することが大切なポイントとなります。緑豊かで公園が多い閑静な住宅街が人気なように、寺院や霊園も周辺環境も大事なポイントです。自然が多く残る神奈川なら、都市部から少し離れると海や山が眺められる景観の良い寺院や霊園が多く見つかります。宗派や宗旨もポイントです。霊園によって宗教不問の所もあったり、お墓を建てるならそこの宗派に入らなければならない所もあります。寺院のお墓は檀家になるのが条件になっていたりします。価格も大事なポイントです。お墓を購入するには永代使用料、管理費、墓石費用などが必要となります。他に年毎の法要などの諸経費も計算しておく必要があります。お墓の値段は住宅と一緒で利便性の高い場所ほど高くなるので、神奈川におけるお墓の改葬はこれらを総合的に判断して決めることが求められます。

リーズナブルなセット墓所

お墓

神奈川の霊園の価格を調べてみると、電車の駅から近いなど交通アクセスの良いところや都市部に近いところほど使用料が高い傾向です。こうした点は、土地や家などの不動産と似ています。神奈川に限らず、霊園は一般的に、価格に影響する要素は不動産とよく似ています。ひとつは、先ほど言った立地条件です。そしてもうひとつが、「建て売り」です。家を建てるとき、注文住宅と建て売り物件だと注文住宅の方が価格が高く建て売り物件の方がリーズナブルになります。お墓もこれと一緒なのです。不動産の土地にあたるのは同じ土地(墓地)であり、家にあたるのは墓石です。従来、墓石はオーダーメイドが前提でした。しかし、神奈川の霊園では求めやすい価格のセット墓と呼ばれる建て売りのお墓が増えており、人気もあります。セット墓はあらかじめデザインや石材が決められたお墓です。数種類のデザインから好みの墓石を選ぶものや、別途料金を支払うことで石の種類や付属品、細かい使用を変更できるオプションが付いたものもあります。価格は大抵の場合、オーダーで作るより安くなります。たとえば、神奈川の霊園で家族4人で使えるお墓を建てるには、少なく見積もっても1130万円ほど必要になってきます。しかし、建て売りのセット墓でしたら、100万円以下の墓もあるのです。横浜市内、川崎市内なら100万円くらい、大和や海老名など小田原方面、葉山など三浦半島方面は80万円や60万円というところもあります。

公営と民営の違い

線香

神奈川の霊園には公営霊園と民営霊園があり、それぞれ申し込みの条件が違います。まずは、種類ごとの大まかな違いを確認しましょう。公営は都道府県や市区町村などの自治体が運営している霊園です。神奈川には県営の霊園はなく、横浜市営や川崎市営など市が運営主体となっています。公営は随時募集が行われていることは少なく、ほとんどは期間を定めて使用者募集を1年に1回行います。公営は非常に人気が高いため、大抵の場合は申し込み者多数で抽選となります。注意したいのは、公営はその自治体に住んでいる人しか申し込めないケースがほとんどという点です。たとえば、故人が生前に横浜市に住んでいたからといって、市外在住の家族が申し込むことはできません。他にも、埋葬する遺骨が無いと申し込めない、分骨では申し込めないなど、いくつか条件が定められています。また、神奈川県内の全ての市区町村に公営霊園があるわけではありませんので、公営を検討する際は自分が申し込めるところがあるかまずチェックしましょう。民営は寺院などの宗教法人や公益財団法人、社団法人といった民間の法人が運営している霊園です。厳密には、お寺の墓地も民営霊園の一種です。民営は公営と違い、申し込みにあたって宗教以外の条件が設けられていることはほとんどありません。宗教が条件になるというのは、寺院の墓地ですとそのお寺の檀家になる必要があり、そうなると、そのお寺の宗派の信徒になります。また、宗派は問わずとも仏教徒に限られるところや、宗教不問となっていても新宗教は断られるケースなどもあります。ですが、民営ですと期間の取り決めは特に無く、いつでも申し込みができますので、比較しても公営霊よりも自由度が高いと言えます。神奈川には多くの霊園がありますが、申し込みのしやすさから民営霊園を選ぶ人が多い傾向です。